ここでの物語の主人公は アナタです。
ぜひ主人公になった気持ちで読んでください。。
『あの日にかえりたい。』
マイケルファンになってからもう何年がたっただろう・・。
マイケルに会いたい・・。出来れば過去に戻って87年の来日まで戻り、そしてコンサートに行ってみたい!!!
最近その気持ちがますます大きくなる一方だ…。
その日もそのことばかりを考えながら人込みの交差点を歩いていたアナタ。
横断歩道までやってきたとき、前方にひとりの老人の姿が見えた。
その老人は荷物を沢山かかえ、横断歩道の真ん中で うろうろとし、大変困り果てている様子でした。
行き交う人々は老人を助けるどころか、振り向きもしません。
それを見たアナタは
A 『大丈夫ですか?荷物持ちますよ』 と、声をかける。 【1−Aへ】
B 可哀想に・・・“頑張って、おばあさん” と心で祈る。 【1−Bへ】
【1−A】
見かねたアナタは無意識に 『大丈夫ですか?荷物持ちますよ』 と、声をかけていた。
老人は一瞬驚いた様子を見せたが 「ご親切にありがとうございます。急に腰が痛くなって。」 と、何度もお礼をいい、そしてアナタは老人から荷物を受け取った。
『いいんですよ、時間もあったし。せっかくかだから行かれる所までお持ちしますよ。』
そういってアナタは笑みを浮かべ 老人を想い、老人が今から向かうのだというお店まで荷物を運んであげたのだった。
お店につくと 不意に老人がアナタにこんなことを言ってきた。
「本当にありがとうございました。 とても助かりました。実は私、信じられないかもしれませんが・・・・ある特殊な能力があるんです。
そして、その力は私に親切にしてくれた方だけに使うことができるんです」
え・・??とアナタは首をかしげた。 何を言っているんだろうこの人は。。
あまりに唐突で意味が分からない・・。
「ちから・・あなたに使わせていただけますか??」
老人はアナタに訪ねてくる。
アナタは
A 『あの・・いえ 結構です。そういうつもりで荷物をもったわけではありませんから。』 と、丁寧に断る 【2−Aへ】
B 『力って・・・??どんな??』 と、思わず聞いてしまった。 【2ーBへ】
【1−B】
可哀想に・・・“頑張って、おばあさん” と心で祈りながら 横断歩道を渡ろうとしたときだった。
すれ違いざまに、「すみません 実は動けず困っています。 良ければ荷物を持ってくれませんか??」
と老人に 声をかけられた。
『あ・・はい。いいですよ。』 そうしてアナタは老人から荷物を受け取り ついでに老人が今から行くのだというお店まで荷物を運んであげたのだった。
お店につくと 不意に老人がアナタにこんなことを言ってきた。
「本当にありがとうございました。 とても助かりました。実は私、信じられないかもしれませんが・・・・ある特殊な能力があるんです。
そして、その力は私に親切にしてくれた方だけに使うことができるんです」
え・・??とアナタは首をかしげた。 何を言っているんだろうこの人は。。
あまりに唐突で意味が分からない・・。
「ちから・・あなたに使わせていただけますか??」
老人はアナタに訪ねてきた。
しかし自分から荷物を運んだわけじゃないし、と・・・・気がつくと 『あの・・いえ 結構です。そういうつもりで荷物をもったわけではありませんから。』 と、丁寧に断っていた。
そして心のなかでは不安がつのりはじめていた。
新手の詐欺かもしれない!!!! 荷物を持たせ、店に連れ込んで何か買わせるんだ!!
アナタは全力で走って逃げだしていた。 【3−Aへ】
【2−A】
『あの・・いえ 結構です。そういうつもりで荷物をもったわけではありませんから。』
苦笑いをしながら心の中で この老人は大丈夫かと不安に思い始めていた。
何なんだろう、ある能力って・・。
アナタは不安におもいながら、早めにこの場を立ち去ろうと、 “では失礼します・・” と、後ろをむいたその時だった。
「過去に戻りたくはありませんか!?」
老人が呼びとめるのが聞こえた。
過去に戻るだって?? そんなことができるわけがないじゃないか!!!
アナタは
A 怖い!!危なすぎる!!! 老人を見ることもなく走って逃げる。 【3−Aへ】
B 「戻りたいです・・・」 気づけば自然とつぶやいていた。 【3ーBへ】
【2−B】
『力って・・・??どんな??』 思わず老人に訪ねていた。 アナタは自分でもバカバカしい質問だと思った。
特殊な力だなんて絵本じゃあるまいし・・。
しかしどうしても老人の 顔が冗談には見えなかったのだ。
その眼はまっすぐにアナタを見つめていた。
「あなたならきっと しんじてくれると思っていましたよ。」
老人はにっこりとほほ笑むと アナタの手を取った。
その手は温かく優しかった。
「あなた・・今、過去に戻りたいと思っていますね。」
『戻りたいです・・・』 気づけばそうつぶやいていた。 【3−Bへ】
【3−A】
どれだけ走っただろう、アナタの息ははぁはぁと上がりきっていた。。
こ・・・怖かった。。
家に帰ったあなたは マイケルのDVDを見ながら今日の出来事を思い出していた。
世の中にはいろんな人がいるもんだな・・・・。。
テレビの中のマイケルは最高にカッコ良く、昼間の恐怖などわすれさせ、アナタの気持ちを幸せにするのだった。 【END】
【3−B】
『戻りたいです・・・』 気づけばそうつぶやいていた。
老人の眼は優しくあなたを見つめるとゆっくりとした口調で話し始めた
「じつは 私は時間の妖精なのです。」
時間の妖精・・・このおばあさんが・・。。信じられない気持ちだ。
「時間の妖精はいつもあなたの身の回りにいるんですよ。姿が見えないだけなのです。
私たちは、時に人間の格好をして姿を現します。 人間の本当の姿をみる為には人間の恰好が一番ですからね・・。
この時代の・・人間は冷たいですね。」
妖精だという老人はふっと淋しそうな表情をみせた。
「この時代は空気が汚い。緑は泣いているし、人間も・・・こうではない時代も確かにあるのだけど・・。」
アナタは何も言えない思いで ただ老人の言うことを黙って聞いていた。
どうしてもウソには聞こえなかった。
「でも・・」と、にっこりとあなたの顔に微笑みかける
「アナタは優しいひとですね。 さあ言って下さい いつの時代まで時を遡りますか? ただし過去に戻れる時間は3時間だけです。いいですね。」
アナタは・・
A 『1987年へ・・。』 と答える。 【4−Aへ】
B 『1億年前へ・・。』 と答える。 【4−Bへ】
【4−A】
『1987年へ・・。』 アナタはそう答えていた。老人は微笑み、では・・と答えた。
「1987年へ連れて行ってあげましょう!! ただし現代のものは一つしかもっていけませんよ。過去を紛らわすことはあまり良くありませんからね。」
あまり・・・って。。絶対よくないだろう。。。とアナタが心のなかで思ったことは老人・・いや妖精には内緒だった。
どうやらこの妖精はあまり物事を深く考えないようであった。
「何をもっていきますか??」 妖精はたずねる。
アナタは
A パソコンは絶対の必需品!!「ノートパソコンにします」という。 【5−A】
B マイケルを写真に納めたい。 「デジカメにします」という。 【5−B】
【4−B】
『一億年前へ・・!!!』 アナタはそう答えた。老人は微笑み、では・・と答えた。
「一億年前へ連れて行ってあげましょう!! ただし現代のものは一つしかもっていけませんよ。過去を紛らわすことはあまり良くありませんからね。」
あまり・・・って。。絶対よくないだろう。。。とアナタが心のなかで思ったことは老人・・いや妖精には内緒だった。
どうやらこの妖精はあまり物事を深く考えないようであった。
妖精がアナタに向かって呪文のようなものを唱えた瞬間・・・・
まるで大地震が怒ったかのような揺れを感じ、思わず恐怖に目を閉じた。
揺れがおさまり、そっと目を開けるとそこは一面木や蔓に囲まれたジャングルだった。
見渡す限りの木。 四方八方どこを見ても木しかない。
本当に来たんだ・・。 ここが一億年前の・・・日本。。。??
なんて空気が澄んでいて美味しいんだろう・・。青空も美しい。森は確かに生きている感じがした。
すーっと息を吸い込んだ瞬間、背後に影を感じた。
そこには!!!見たこともない生物があなたに牙を向け立っていた。 【END】
【5−A】
『ノートパソコンにします』 アナタはそういうとノートパソコンをしっかりと握りしめた。
妖精が呪文のような言葉を口にしたと同時に、凄い揺れを全身に感じた。
まるで大地震のような揺れに恐怖を感じ思わずあなたは目を瞑った。
こわい!!!
……
揺れが治まり、そぉーと目を開けると、一見何にも変わっていなかった。
しかし店を出てみるとそこが現代ではないのが一目瞭然だった。
道を行く人々は、誰も携帯を持ち歩いてはいない。
ファッションも今とはずいぶん違っていた。
女性は太い眉毛にポニーテール。
店からは昔に聴いた懐かしい曲が流れていた。
“コンビニもない…”
何もかもが古く感じられ笑いが込み上げてくる。
“こうしちゃいられない!!!マイケルを探さなくちゃ!!時間は3時間しかないんだから”
妖精はマイケル来日時に日にちを合わせてくれていたのだった。
しかし、いつもパソコンに情報を頼っていたせいか、マイケルのこの日の居場所が全く思い出せないのだ。
“そうだ!!パソコン!!”
妖精から持ち込みを許されたパソコンを慌てて開くアナタ。
“やっぱりパソコンを持ってきて正解だった”
しかし開いたパソコンはうんともすんとも言わずまるで壊れているかのようだ。
“どうして?!”
そこでハッと気がついた。80年代に現代のノートパソコンが使えるわけが無いのである。
アナタはその場で放心状態となった。
その時、マイケルのBADが店から流れだした。
もう無理だ、会うのは諦めよう…。。どこに行けばいいか分からない…。。
BADを聴きながらそう思った 【END】
【5−B】
『デジカメにします』 アナタはそういうとデジカメをしっかりと握りしめた。
妖精が呪文のような言葉を口にしたと同時に、凄い揺れを全身に感じた。
まるで大地震のような揺れに恐怖を感じ思わずあなたは目を瞑った。
こわい!!!
……
揺れが治まり、そぉーと目を開けると、一見何にも変わっていなかった。
しかし店を出てみるとそこが現代ではないのが一目瞭然だったのだ。
街を行く人々は誰も携帯を持ち歩いてはいない。
ファッションも今とはずいぶん違っていた。
女性は太い眉毛にポニーテール。
店からは昔聴いた懐かしい曲が流れていた。
“コンビニもない…”
何もかもが古く感じられ笑いが込み上げてくる。
“こうしちゃいられない!!!マイケルを探さなくちゃ!!時間は3時間しかないんだから”
妖精はマイケル来日時に日にちを合わせてくれていたのだった。
マイケルの居場所はちゃんと記憶していた。
今急げば、マイケルがコンサート会場に入るところにに遭遇できる!!
誰よりも情報が詳しかったアナタはいち早くマイケルが通るであろう場所に待機することができた。
“もうすぐマイケルが見れる!!”
コーフンを押さえ切れずソワソワしているところへマイケルを乗せた車が現れた。
夢にまで見たマイケルだ。
マイケルは予想どおりアナタの前方で車を降り、記者やファンにもみくちゃにされながら会場へ向かっていた。
手を伸ばせば届くところにマイケルがいる!!
マイコーと叫ぶとマイケルがこっちを見てくれた
アナタは手を振り、そして・・・
A マイコー!!と叫び続ける。 【6−Aへ】
B 本来の目的を果たさなくちゃ!!デジカメで記念の写真を撮る。 【6−Bへ】
【6−A】
マイコーと叫び続けたあなたに、マイケルは笑顔で手を振り返して去って行った・・。
最高すぎる。
夢にまでみたマイケルが見れた・・。
自分に手を振ってくれた・・。
アナタは幸せな気持ちで持ってきたデジカメのことなどすっかり忘れ、そのまま立ち尽くしていた。
私はこの日のことを一生忘れないだろう・・。
アナタは自分のした、ささやかな善意と、そして妖精に感謝しつつ幸せな気持ちでいっぱいだった。 【END】
【6−B】
本来の目的を果たさなくちゃ!!マイケルの笑顔をカメラに収めようと、夢中で写真を撮った。
すると・・・・その様子をみていたマイケルは不思議そうな表情をしながら あなたに近づいてきたのだった。
そしてあなたの前までやってくると、“それは何? 見せて” といってきた。
あなたは突然の出来事にパニックになりながらも、マイケルに「安物のカメラです・・・」と言おうとしてはっと気づいた。
そうだ・・・・!!!この時代ではデジカメなんてないんだった。。
それに気づいたあなたはマイケルにデジカメを見せると、一枚写真を撮って見せた。
そして“撮ったらすぐにそれが見えるんだよ”という風に、マイケルの前で先ほど撮った写真画面を見せてあげると、
マイケルは大きな目をさらにまん丸くして、とてもびっくりした様子で
「いいもの持ってるね!!すばらしい!!これがほしい!!」 と、アナタに言ってきたのだった。
アナタはマイケルと喋れたばかりでなく、自分の持ち物をマイケルがほしいと言ってくれたことにひどく感動し、
喜んでプレゼントします!!と、デジカメを渡した。
「ありがとう!!!!」マイケルはひどくコーフンしている様子だった。
無理もない・・20年も先の未来のものを手にしているのだから・・。
そんな様子を見てマイケルのSPらしき人物が、しきりにマイケルに話しかけていた。
どうやら時間がないのに 話し込んでいたのがまずかったらしい。 マイケルはOK・・と言いながらあなたに一枚のチケットを渡してきた。
それはまさに今から始まろうとしているBADツアーのチケットだった。
“お礼に・・。”それだけ言い残してマイケルは去っていった。
なんということだろう!!!!!まさかこんな形で夢がかなうとは!!!!!
アナタはそうして、最前列のセンターでマイケルの最高のステージを見ることができたのだった・・・。 【7へ】
【7】
現代に戻ってきたあなたは 妖精に何度もお礼の言葉を述べていた。
『本当にありがとうございました。 まさか本当に過去に戻って、そしてマイケルのライブが見れるなんて思っていませんでした!!』
そう・・マイケルのステージは本当にすばらしいものとなった。
マイケルとともにする空間は その一瞬一瞬が輝いており、そしてその耳にした音楽は永遠なのだと感じずにはいられなかった。
妖精はあなたにこう言った
「時間は 本来だれにでも平等にあるものです。 善人だろうと罪人だろうと・・。
これからは過去に帰りたいと思うことがないよう、一日一日を後悔しないように過ごしてくださいね・・」
その言葉は優しかった
そして妖精は・・消えた・・。
今回のことは 一生忘れないだろう・・。
少しの優しさがきっかけとなり、そして大好きなマイケルに会えることができた!!!!
人を思いやる心は、また人に思いやられる心の持ち主でもある。 そのことを胸にこれからもすごしていこう!!!!!
【HAPPY END】